紫陽花‐Hydrangea
- 神谷一姫
- 2015年7月8日
- 読了時間: 2分

梅雨になりジメジメとした空気が漂いはじめました。毎年この時期になると外に出かけるのは少し億劫ですよね。でもそんな今だからこそ美しい花があります。皆さんも幼い頃からよく目にしたであろう紫陽花です。
紫陽花はもともと「藍色が集まったもの」という意味の「あづさい(集真藍)」が語源とされています。皆さんは紫陽花といったら何色を想像しますか?よく見かけるのは青や紫や白といったところでしょうか。実は紫陽花というのは土壌の性質によって色が変わるのです。一般的に土壌が酸性の場合は青、アルカリ性の場合は赤、になるといわれています。日本の土壌はやや酸性のため青や紫の紫陽花が多く、白い紫陽花はアントシアニンという色素を持たないため、土の酸度によって色が変わることはないそうです。
そして紫陽花の花言葉は「移り気、冷淡、無情、高慢」などといったマイナスなイメージのものが多いのですが、日本ではマイナスな花言葉のほかに「一家団欒、家族の結びつき」といった花言葉もあります。この日本特有の花言葉は小さな花びらが寄り集まって咲いている姿からつけられたそうです。いかにも日本らしいあたたかい花言葉だなと思いました。
まだまだ気分が滅入る梅雨は続きますが、外へお出かけされる際は、是非この時期ならではの美しい紫陽花を探してみてください。

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