クルクマ‐Siam tulip‐ お気に入りの花を見つけませんか
- 神谷一姫
- 2015年8月2日
- 読了時間: 2分

本格的に夏に入り、暑さも厳しくなってきました。一歩外に出ると太陽の光が身を焦がし、アスファルトには陽炎が立ち込める季節。皆さんは夏の花というとどんな花を想像しますか?
最もポピュラーなのは向日葵でしょうか。太陽に向かって一心に背を伸ばす姿は見る者の目を奪います。しかし夏に咲く花にはまだまだ素敵なものがたくさんあります。中でも私が最も好きな夏の花は「クルクマ」という花です。インドやタイといった熱帯アジア原産の球根植物なのですが、有名なウコンの仲間で花の美しい園芸品種のものをクルクマといいます。
ショウガに似た薄い大きな葉をもち、初夏から秋にかけてピンクや白、赤紫の花を咲かせるのですが、実はこの花びらのように見える部分は苞(ほう)といって花を守っている部分なのです。苞の中の小さな弁のようなものが本当の花で、黄色や青紫・クリーム色などの花を咲かせています。そしてクルクマの花言葉は「あなたの姿に酔いしれる」。上品なハスにも似た幻想的な花を咲かせるのでその花姿にちなんでいるといわれています。
さらにクルクマの根茎は黄色の染料の原料として使われるそうです。
このクルクマは切り花や鉢花として売られていることが多いのでなかなか道端で見かけることはないと思いますが、お花屋さんなどに立ち寄って探してみてください。みなさんも暑さに負けず外に出て、自分だけのお気に入りの花を見つけてみてはいかがでしょうか。
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