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第4回 さんま祭り 石巻から直送、サンマ9000匹

  • 東雲
  • 2015年10月6日
  • 読了時間: 2分

 9月27日、新座市の栄四丁目商店会でさんま祭りが行われた。東日本大震災の支援を目的に震災の翌年から始まり、今回で4度目の開催となった。開始前からすでに会場には長蛇の列ができており、朝から賑わいをみせていた。今年は不漁の影響で例年より小ぶりではあったが、栄四丁目商店会の若村和夫会長が5000匹という当初の予定をはるかに上回る9000匹もの新鮮なサンマを用意。お茶目な会長さんのサプライズ演出に焼き手も意気軒高、例年に増して気合いが入ったようだ。

 今にも雨が降り出しそうな曇り空の下行われた開会式では「雨が降ったらすべて私の責任です!」という新座市の須田健治市長の力強い挨拶が印象的だった。市長の〝公約〟もあってか、午後は少し暑いほどに日差しが照りつけ無事すべてのサンマを配り終えた。会場で呼びかけられた東日本支援のための募金箱には、たくさんのあたたかい気持ちが集まった。一日中募金箱を抱えて募金を呼びかけていた学生は「明日は腕が筋肉痛です」と言いつつ、元気な笑顔をみせた。

 同時開催された石巻物産展では宮城県漁協関係者や石巻専修大学の学生らが店頭に立ち、場を大いに盛り上げた。「復興は進んでいるが、仮設住宅で生活している方がまだたくさんいる」。石巻専修大学の学生の言葉である。石巻魚市場が世界一の魚市場として再建され、東北の復興を実感したばかりではあるが、東北への支援はまだまだ必要なのが現状だ。

しかし一口に支援と言っても何をすればいいのかわからないという人も多いのではないのだろうか。そんなみなさんにぜひ伝えいたいことがある。さんま祭りでは毎年たくさんのボランティアを募っている。青いオリジナルのスタッフTシャツを身につけて第5回さんま祭りを盛り上げる、そこまでいかなくともまずはさんま祭りに足を運んでみる。きっと東北への大きな支援となるはずだと思っている。

 
 
 

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