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オペラ『椿姫』 曲がもたらす世界観

  • 椿姫
  • 2015年9月12日
  • 読了時間: 1分

 筆者のペンネーム、「椿姫」はこの曲名からいただいた。元になったオペラ『椿姫』は、ジュゼッペ・ウェルディという作曲家が1853年頃に発表した。

 原題は、『堕落した女(直訳は「道を踏み外した女」)』を意味するLa traviata(ラ・トラヴィアータ)。日本では原作小説『椿姫』と同じ「椿姫」(La Dame aux camelias=椿の花の貴婦人=の意訳)のタイトルで上演されることが多い。

 第一章あたりで流れる『乾杯の歌』は広く知られている曲で、好き嫌い千差万別であるが是非とも聞いてほしい曲でもある。劇を盛り上げ、一度は耳にしたこともあるであろう曲もあるので、楽曲に注目してもらえればより楽しめる。

 劇は全部で3幕。物語の主人公は、パリの高級娼婦であるヴィオレッタである。第一章は、彼女の館から始まる。ヴィオレッタに恋をする田舎出身のアルフレードという青年が告白をする。

 第二章、第三章で、ヴィオレッタとアルフレードの恋が変化していく。2人の結婚に反対するアルフレードの父親や、娼婦である彼女の真実の愛がどういう形で結末にまで至るか。最後はヴィオレッタが病に倒れ、閉幕となる。

 時間に追われがちな日常生活の中、普段とは違う異空間に入ってみるのも良いだろう。一味違った楽しみ方を見つけてはいかがだろう。

 
 
 

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