日帰りバスツアー in群馬県
- 大空裕美
- 2014年8月24日
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テレビでも紹介された日帰りバスツアーにて、6月25日に世界遺産に登録された「富岡製糸場と絹産業遺産群」に訪れた。ツアーは、夏休み中のお盆の時期、さらに世界遺産に登録されたばかりということもあって、満員御礼で大変混んでいる状態であった。なんと敷地の広さはサッカーグラウンド約7面分もある。
製糸場内部の見学ではボランティアガイドから説明を聞きながら、「若い人が一生懸命働いて今日の発展があるのですが、多くの若い人は体を壊し、伝染病にもかかり犠牲になった」という言葉が印象に残っている。とても考えさせられる説明であった。また、間近で当時の機械技術を垣間見ることができて、興味深かった。
群馬県が世界遺産登録に向けて動き始めてから10年が経ち、ようやく10年越しの夢が叶ったということで、日本が誇る世界遺産となった富岡製糸場。官営模範工場として、日本の近代化の一端を担った富岡製糸場と絹産業遺産群を同時にこの目で見て感銘を受けた。
バスツアーは富岡製糸場以外にも、渓谷にかかる巨大つり橋の上野スカイブリッジ、群馬天然記念物の関東一大きい不二洞という鍾乳洞、こんにゃく博物館に訪れた。スカイブリッジは渡るときに足がすくんでしまうほど高く、迫力がある。定時にシャボン玉が飛ばされ、自然の景色がいっそう綺麗に見えた。鍾乳洞の中は、気温10度という涼しさで夏の時期にはちょうど良い。上り坂などもあり、ハードな道のりであったが、自然ならではの神秘的なものを見ることができた。こんにゃく博物館では工場見学ができて、こんにゃくを食べることができる。群馬県は国内産こんにゃくで9割のシェアを誇っており、こんにゃくが大変に美味しかった。


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