熱い思い 東京だけにとどまらず
- ざらめ
- 2014年8月31日
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2020年、東京でオリンピック・パラリンピック競技大会が開催されることは誰もが周知のとおりだろう。
2011年から続けてきたオリンピック・パラリンピックの招致実現のための活動は実を結び、2013年9月7日、第125次国際オリンピック委員会(IOC)総会にて開催都市が東京に決定。第32回オリンピックは28競技、第16回パラリンピックは22競技が開催される。その競技の一部が、埼玉でも行われることをどのくらいの人が認識しているのだろうか。
驚くことに、埼玉県ではサッカー、ゴルフ、射撃と3種目の競技が開催される。
サッカーはさいたま市の埼玉スタジアム2002、ゴルフは川越市の霞ケ関カンツリー倶楽部、射撃は朝霞市の陸上自衛隊朝霞訓練場でそれぞれ行われる。
埼玉スタジアム2002は、2002年のFIFAワールドカップに合わせて設営された日本最大のサッカー専用スタジアムである。また、敷地内にはメインスタジアムのほかにグラウンドや広場もあり、フリーマーケットや展示会などのイベントがたびたび催され、いつも多くの人で賑わっている。
霞ケ関カンツリー倶楽部は、ゴルフ界の先達の「川越という地にゴルフ場を建設したい」という思いが現実になった施設である。日本オープンゴルフ選手権が開催されたこともあり、名門コースとして知られている。
陸上自衛隊朝霞訓練場は、陸上自衛隊が演習を行う訓練場であり、朝霞駐屯地と隣接している。1964年に開催された東京オリンピックでも、ライフル射撃の会場として使用された。
札幌や宮城、横浜といった“例外”や“候補”を除けば、東京以外に競技を開催するのは埼玉のみ。「東京オリンピック・パラリンピック」と言えども、埼玉県が東京と同等の熱意を持っていることを知って頂きたい。
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