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夜空に咲き誇る大輪 第16回志木市民花火大会

  • ざらめ
  • 2015年8月21日
  • 読了時間: 2分

 7月25日、埼玉県志木市の荒川右岸にある秋ケ瀬総合運動場で志木市民花火大会が行われた。この花火大会は1992年から行われており、2005年以降は5年おきに開催されることとなった。今回は開催時期が変わってから2回目の開催だ。

 午後7時30分から約1時間15分、荒川河川敷から花火が打ち上がる。短時間で大量の花火を打ち上げるのもこの花火大会の特徴だ。騒々しくも華々しいスターマインをメインに、東武東上線随一といわれる尺玉や趣向を凝らしたゆるキャラ花火など、約5500発が夜空に咲いた。何色も織り交ぜられたカラフルな花火、目を瞑ってしまうほど大きく眩しい光を放つ花火、かわいらしいキャラクターの花火、ドンと腹の底に響く大きな音を立てながら打ち上がる花火。正真正銘、これぞ夏の風物詩である。

 香川武文志木市長が「皆さんの志木への応援に感謝します。日頃の喧騒を忘れて花火を楽しんでください」と開会のあいさつ。その言葉に応えるかのように、会場は多くの観覧者で埋め尽くされ、言葉も忘れて花火を楽しんでいた。

 次回の開催は5年後となるが、実は東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年なのだ。花火大会が開かれる7月の終わりはオリンピック・パラリンピックの真っただ中。射撃競技の会場である陸上自衛隊朝霞駐屯地の最寄り駅は朝霞駅もしくは和光駅だが、そこから会場へのシャトルバスが出る志木駅や柳瀬川駅まではほんの数駅。ご近所さんなのだ。試合を応援した帰りにこの大きな夏の花を堪能するのも一興だし、海外から応援に来た人たちに日本の夏の夜を楽しんでもらうのもいい。5年後の花火大会は特別な大会になりそうだ。

 
 
 

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