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伝統の和紙すき体験 東秩父村

  • 椿姫
  • 2015年6月28日
  • 読了時間: 1分

 5月の連休明け、豊かな自然に囲まれた東秩父村和紙の里にお邪魔した。

東秩父村は、隣接する小川町とともに1200年の伝統を誇る小川和紙発祥の地として有名で、昨年には、「石州半紙」(島根県)、「本美濃紙)」(岐阜県)とともに「日本の手漉き和紙技術」としてユネスコ無形文化遺産に登録された。私達もこれを期に、日本の伝統技術に触れたいと思った。

 和紙の里では指導員の方に手ほどきを受けながら、はがきの紙漉きを体験した。和紙の材料が入っている大きな漉き船に、漉き桁というはがきサイズの形にかたどられた木箱のようなものを入れ、材料が入ってからゆすって形を整える。そこから出し、後はここで咲いている花を摘んできて、和紙に並べるのだ。

 自然が豊かで、新鮮な空気を胸いっぱいに吸いながら全員が個性豊かな作品に仕上げることができた。子どもたちとお父さんやお母さんが一緒になって紙漉き体験を楽しむ光景も多く見られた。

 普段何気なく使う紙だが、もともとはこうして作ったのかと実感できるし、自分が漉いて作ったものならなお愛着が湧く。「紙づくりの伝統をこれからもつないでいきたい」。自分で作った和紙を眺めながら、そう考えている。

 
 
 

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